予防歯科とは?
予防歯科の目的は、治療のしていない歯(バージンティース)をどれだけ残せるかということです。小さなお子様であれば、虫歯が1本もないお口の環境をつくることが可能ですし、成人の場合、治療した部分の再発予防、新たな虫歯、歯周病の進行、口臭、歯の汚れを防ぐことができます。残念ながら、毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、セルフケアでは、虫歯の原因となるバイオフィルムやお茶・コーヒー・タバコなどの汚れを完全には落とすことはできません。正しいセルフケアに加え、定期的なプロのケアがあなたの将来の口腔環境を守り、自然で美しい歯を育てるのです。
※当院では「お口の健康を生涯維持し、美しい歯を育て、守る」を目標に予防歯科を推進しています。
上の図からお分かりのように、欧米では虫歯や歯周病にならないため積極的に歯科へ足を運び、予防に力を入れています。日本人が持つ歯科医院のイメージは、「歯が痛くなったら行くところ」ですが、欧米の予防歯科先進国では「虫歯や歯周病にならないため、健康で美しい歯のお手入れに利用するところ」という考えです。結果、グラフにあるように70歳での平均残存歯数に大きな差が出ています。 歯は一度失うと二度と生えてくることはありません。ずっと健康な自分の歯で美味しくごはんを食べたい方は、今から予防歯科を始めましょう。